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ライターの仕事道具として、東プレのリアルフォースは最高の投資

ここ何年かずっと迷っていたのですが、本当に買って良かった…!

東プレのリアルフォース(Realforce)のキーボードを購入

ライター・編集者として独立してから5年経った2021年(もう2年も前)、ついにリアルフォースのキーボードを買いました。遅くなったけどレビューします。

今まで使っていたのは下のバッファローのやつ。これはこれで浅くて軽い打鍵感を結構気に入っていて、スペアも買ってあるほど。予算があまりないけどMac専用のキーボードが欲しい!というかたにはとってもおすすめです。2000円くらいで買えます。

あと、有線のキーボードをひとつ持っていると、PCのセットアップの際などに役立つことがあるかもしれません。USB-Aで物理的に接続できるので、bluetoothや無線LANの接続ができていない状態のPCを操れます。

でも、このバッファローのキーボードを使っている間は

  • 1年くらいで壊れる(反応しないキーが出てくる)
  • 長時間打つと疲れる、指が痛くなる
  • テンキーがちょっと邪魔

という悩みがあり…。壊れて買い直す、を3回くらい繰り返した後、「いい加減、ちゃんとしたキーボードを買おう」と決めました。

なぜリアルフォースを選んだのか?

大きな理由は以下の3つ。

  • 静電容量無接点方式
  • Macモデルがある
  • ライター御用達

静電容量無接点方式は、一番疲れにくそう&耐久性が高そうだから。Macモデルというのは、キーがMac仕様になっていて、キーのリマップが必要ないから。リマップのアプリを使えばWindowsモデルも使えるのですが、経験上リマップアプリのバージョンアップがめんどくさかったりと何かと手間だったので、Macモデルを探していました。

そして、リアルフォースはライター、作家、ブロガーなど大量の文章を書く人に愛されているキーボードだということも大きかったです。購入にあたってブログやSNSなどでたくさん調べたのですが、色々なキーボードを試して結局リアルフォースに落ち着いた、という人が非常に多かったのが印象的でした。「最初からこれを買えばよかった」という意見も多かったので、ならば遠回りせずリアルフォースを買おうと決めた次第です。

リアルフォースのMacモデルはiMacにも馴染むクールなデザイン

私はiMacを使っているので、Mac用のリアルフォースを購入しました。かな文字がプリントされていないシンプルでクールなデザインがお気に入り。土台がシルバーでキーがブラックなので、iMacとの相性も◎。

このモデルにはキーがホワイトのタイプもあるのですが、ホワイトは店頭で見たところちょっとおもちゃっぽい質感だったので、私は落ち着きのあるブラックを選びました。明るい、軽快な雰囲気が好きな方は、白がいいかも。

気持ちのいい打鍵感とはこのこと

使い初めて多分半年くらい経つのですが、もう本当に打鍵感が最高。リアルフォースのレビュー記事を見ると、打鍵感を「気持ちがいい」「スコスコ」と表現している人が多いのですが、使うとわかる。本当に気持ちがいいし、スコスコです。

使うまでは「スコスコ」って何?と思っていましたが、手応えがないようでいて実はある、密やかな打鍵感というか。押すとすっと下がり、わずかに「コクン」という手応え(のようなもの)があって、入力されるという感じ。今までパンタグラフのキーボードをベシベシ叩いていたのとは明らかに異なる、静謐な打鍵感なんです。

実は使い初めて1週間くらいは劇的な良さを感じておらず、「うーん、まあ確かに打ちやすいし使いやすい。特に不満はない。でも2〜3万の価値があるかと言われると、よくわからん」という感じでした。でも、使い続けていくうちに、「あれ、冷静に考えたらこれめちゃくちゃ打ちやすくないか…?しかも指が痛くないぞ?」と気づき、それがいつの間にか「あーリアルフォースでタイピングするのめっちゃ気持ちいいわ」に変わっていきました。

もともとは一日1万字を超えてくると右の小指や薬指、右手の甲に痛みが出ていたのですが、リアルフォースはそれがありません。2万字を超えてくるとさすがに手の筋肉が疲れる感じはありますが、痛みはないので、それまで常備していた湿布やテーピングは不要になりました。荷重30gを選んだのもよかったのかな。

ちなみにキーボードの文字はレーザー印刷ですが、時間経過とともに消えてきます。私は半年仕様の段階で、K、D、Mの文字が薄くなってきました。2年使った現在は、K、D、N、M、I、A、S、Eなどが薄くなっています。ただ、まだいずれも視認できるレベルです。完全に消えてなくなった文字はありません。

リアルフォースを選ぶときの検討ポイント

リアルフォースはものすごくいろんな種類があって、どれを選べばいいのかわからん!という人もいると思います。検討ポイントは私の場合、検討ポイントは以下の5つでした。

  • Mac or Windows
  • 英語配列 or 日本語配列
  • テンキーあり or テンキーレス
  • 等加重 or 変荷重
  • 有線 or 無線

Mac or Windows

私はMacユーザーなのですが、まず最初にお伝えしておくと、基本的にWindows用のキーボードはMacでも使えます。キーボードカスタマイズアプリのKarabiner-Elementsを使えばコマンドキーやオプションキーも割り当てられますし、英数やかなキーも設定できるので、問題なく使えます。

ただ、たまにあるアプリのアップデートやその他不具合で再起動したときなど、Mac仕様のキーボードとして使えない瞬間が時々あります。アップデートしたり、設定し直せば問題なく使えるようになるのですが、それがちょっとめんどくさかったのです。WIndows用のキーボードをこまごま設定して使うよりも、初めからMac用として売られているキーボードを使いたいという気持ちがありました。

ちなみにWindows版は2021年11月に新しいR3シリーズが出ました。R2は2017年発売なので、4年ぶりのモデルチェンジですね。R3はリアルフォースでは初めての無線(Bluetooth5.0)搭載モデルが出たので、どうしても無線がいい!という人はR3シリーズがいいと思います!

英語配列 or 日本語配列

英語配列の方がエンターキーが近い等の理由で、英語配列のほうが早くタイピングできると聞いたことがあります。でも私は日本語配列派です。それはなぜか。

慣れているから

それに尽きます。細かい違いは色々あるんですが、ライターはたぶん英語配列でも日本語配列でもどちらでも慣れればOKなんだと思う。

テンキーあり or テンキーレス

もともとテンキーあり派でしたが、今回テンキーレスのものを買いました。テンキーは圧倒的に数字が打ちやすいのですが、幅があるので机の上で場所を取るし、マウスの位置が遠くなるんですよね。

普段のちょっとした数字入力はテンキーレスでも問題ないので、確定申告とか、数字を大量に扱う原稿とか、そういった特別なときは外付けのテンキーを使えばいいかなと思い、テンキーレスにしました。結果、問題なく快適に使っています。そして、外付けのテンキーは一度も使っていません。

等加重 or 変荷重

これは正直どっちがよいのか分からなかったのですが、軽いのにすれば等加重で大丈夫だろうと思い、等加重を選びました。変荷重のほうが薬指や小指が疲れにくいという話も聞いたのですが、30gという軽さなら等加重でも変荷重でも大丈夫っしょ!という乱暴な感じです。事実、問題ないので30gの等加重でよかったと思っています。

有線 or 無線

私が購入したMac用のリアルフォースには無線がないので選択の余地はありませんでしたが、あったとしても有線を選んだと思います。理由は以下の通りです。

  • 有線は接続トラブルやラグが発生しないという安心感がある
  • 強制終了等のトラブル時、無線だと入力できなくて詰むことがある
  • 電池やバッテリーのことを考えるのがちょっとめんどくさい

デスクのスッキリ度からいえば断然無線なのですが、有線の安心感はすごい。ちなみにBluetoothではなくUSBレシーバーを使う方式は安定感があるので好きです。愛用しているロジクールのマウスはこのタイプ。接続がおかしくなったことは一度もありません。

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FILCOのリストレストもあわせて購入。おすすめ。

リアルフォースは全体的に高さがあるので、リストレストがあった方が打ちやすいと思います。裏面の爪を立てる・立てないで2段階の高さに調整できますが、低いほうでも高かったです。リストレストなしだと、手首の角度が急になってしまって打ちにくいなと感じました。そこで私はFILCO(フィルコ)の、 天然木リストレストを使っています。

さらっとした肌触りの木製で、汚れも傷もつきにくく良い感じです。リアルフォースのテンキーレスのキーボードの場合、リストレストはMサイズでぴったり。デスク周りは無機質になりやすいですが、木のぬくもりが良い感じです。

裏面には切れ込みが入っています。これは、木の反りを防ぐ為なんだそう。滑り止めとしてゴムを貼り付ける仕様になっているのですが、私は貼り付けていません。デスクで書き物をすることがちょくちょくあって、そのときにリストレストをすっと滑らせるように移動させられるほうが便利だからです。ゴムをつけなくても打鍵中にリストレストがずれることはありません。

まとめ

リアルフォース、めちゃめちゃ満足のいく買い物でした。リアルフォースユーザーには定番のセリフ「何故もっと早く買わなかったのか」が頭をよぎります。今までの安物キーボードは1〜2年で不具合が出ることが多かったんですが、2021年に購入し2年が経った今、リアルフォースは不具合なし。末永く付き合っていきたいキーボードなので、いつか買い換えるときのためにマック版も末永く取り扱ってください……!

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