2023年ベストバイかも。音漏れが気にならない人なら、これ以上の作業用ヘッドホンはないと思う。
作業用ヘッドホンの最適解が見つかりました
- 集中して原稿を書くときは静寂を愛しているが、最近どうも集中できない。刺激として、うっすら音楽か環境音みたいなのを聞きたい
- 音楽をガンガンにかけて頭を使わない作業を進めたいとき、ヘッドフォンがあればより没入できる気がする
- 好きなアーティストの音楽をそこそこ良いヘッドフォンで聴いてみたい
- 家にあるヘッドフォンで試してみたが、1時間も着けていると頭や耳の周りが痛くなってしまう
- かといって、イヤフォンは耳の穴が蒸れてかゆくなってしまうし耳に良くないので、これも2時間が限度
こんな感じの願望と困りごとがあって、いいヘッドホンないかな〜とゆるく探していました。「自宅の机で、何時間も着けたまま作業をしたい」という用途で考えた条件は以下の通り。
- とにかく装着感がいい、痛くないもの
- 軽い(200g以下がベスト)
- ノイキャンは不要
- 音漏れはしてもOK
- 耳に負担がかかりにくくい(開放型がベスト)
- 音質がそこそこニュートラル(ドンシャリとか極端な味付けがされていない)
- 有線/無線は問わない(有線の場合、リケーブルできると理想的)
- 折りたためなくてOK
- 20,000円以下ぐらい
こんなヘッドフォン、あるのか? あるんです。これらをほぼ満たしているのが、オーディオテクニカのATH-HL7BTでした。
オーディオテクニカATH-HL7BT
アマゾンのセール時に購入。予算にも収まりました。スペックは次のような感じ。
▼ヘッドホン部
型式 オープンエアーダイナミック型
ドライバー φ53mm
出力音圧レベル 100dB/mW
再生周波数帯域 5~40,000Hz
インピーダンス 48Ω▼マイクロホン部
型式 MEMS型
指向特性 全指向性
感度 −38dB(1V/Pa,at1kHz)
周波数帯域 85~15,000Hz▼通信仕様
通信方式 Bluetooth標準規格Ver.5.0準拠
最大通信距離 見通しの良い状態で10m以内
使用周波数帯域 2.4GHz帯(2.402~2.480GHz)
変調方式 GFSK、Pi/4DQPSK、8DPSK
スペクトラム拡散方式 FHSS
対応Bluetoothプロファイル A2DP、AVRCP、HFP、HSP
対応コーデック LDAC、AAC、SBC
対応コンテンツ保護 SCMS-T方式
伝送帯域 20~20,000Hz▼その他
電源 DC3.7V リチウムポリマー電池(内蔵式)
充電時間* 約1.5時間
使用可能時間* 連続通信(音楽再生時):最大約20時間*
質量 約220g
使用温度範囲 5~40℃
*使用条件により異なります。▼付属品
30cm充電用USBケーブル(USB Type-A/USB Type-C)、2.0mコード(φ3.5mm金メッキステレオミニプラグ/L型)▼別売
交換イヤパッド HP-HL7BT、コード
さっきのリストでいうと、満たせているのは8個。クリアできてないのは重さだけでした。
〇とにかく装着感がいい、痛くないもの→全然痛くない
〇ノイキャンは不要→ノイキャンなし
〇音漏れはしてもOK→音漏れめちゃくちゃする
〇耳に負担がかかりにくくい(開放型がベスト)→開放型。聴き疲れしない
〇音質がそこそこニュートラル(ドンシャリとか極端な味付けがされていない)→癖なし
〇有線/無線は問わない(有線の場合、リケーブルできると理想的)→どっちもいける。リケーブルも可能
〇折りたためなくてOK→折りたためない
〇20,000円以下ぐらい→20,000弱で買える。安いときを狙えば15,000円台?
×軽い(200g以下がベスト)→220g。でも重くない。
側圧がゆるい。頭や耳が痛くならない
私は頭の大きさはごく普通ですが、痛みに敏感なようで、ヘッドホンを着けていると頭や耳の周りが痛くなりがちです。家にあったEPOSとLogicoolのヘッドホンは、どちらも1時間ほど付けていると痛くなってしまってだめでした。かといって、イヤホンも長時間着けていると蒸れてかゆくなってしまいます。
今回買ったATH-HL7BTは、側圧がゆるいことで有名。実際、着けてみると挟み込まれている感じがほとんどなく、ものすごく楽です。そのかわり頭を大きく動かすとずれてしまいがちなので、運動や家事といったシチュエーションには合いません。
ちなみにイヤホンは、ankerのSoundcore Space A40を使っています。本体がとても軽く小さいので、耳の穴が小さい人や、イヤホンが重くて耳の穴が痛くなってしまう人におすすめ! BOZEなど大型のイヤホンは耳の穴が痛くなってしまってダメでしたが、これはめちゃくちゃ楽です。1〜2時間程度ならかゆみも大丈夫なので、外出時に愛用中。
ノイキャンは「静寂」というわけではありませんが、飛行機や電車の音やカフェのガヤガヤ音などはある程度軽減してくれますよ。ないより100倍いいです。ケースもコンパクトで邪魔にならないし、バッテリーもよく持つので、本当に買ってよかったイヤホンです。
集中できる。着けることが一種の儀式に
ヘッドホンで音楽を聞きながら作業って、どうなのかな〜、集中できるのかな〜と思っていたんですが、できます。私の場合、めちゃめちゃ集中できました。
集中できるのは、たぶんこんな特徴があるからかなと考えています。
- 耳が覆われていて安心感がある
- 装着していて痛い、かゆい、重いなどの不快感が全くない
- つけることで外界の音が小さくなって、ゾーンに入れる感じがある
- 小さく流しているノイズや音楽が、余計にゾーンに入っている感を演出する
ちなみに、ヘッドホンをつけているだけでも集中しやすくなるので、何も音を流さないでただ装着しているときもあります。
その他感想もろもろ
音質
気持ちいい!楽!という感じ。開放型だからかとても自然に抜けていく感じがします。今まで密閉型のヘッドホンばかり使っていたこともあり、初めて聞いたときは「おおお…なんかほんとにその場にいるみたい…!」となりました。
とはいえ好きなアーティストの音楽やVtuberの配信を聞いてもナチュラルで良い感じ。適切な距離で聞けてる!って感じがするし、安いイヤフォンと比べると音質の良さもめちゃくちゃ実感できます。歌っている人の息づかいとか、今まで聞こえてなかった音もよく聞こえる(こんなとこにこんな音入ってたんか!みたいな)。ずっと有線で使っていて無線を試してないので、無線での使い勝手や音はわかりません。
あと、LDAC対応なんですが試していないので、そこの感想もわかりません。ただ、オーディオインターフェースをかませるともっと音が良くなるらしいので、やってみたい気がしています。
開放型ってどう?
外の音は聞こえます。聞こえますが、小さくなるという感じ。インターホンなど必要な音が聞こえるのが逆にありがたいので、自宅で過ごす時に使うにはベストだと思っています。あと、家族が部屋に入ってきたドアの音にも気づくので、急に背後に立たれてびっくりする、みたいなことがなくていい。
音漏れはめっちゃくちゃあります。何を聴いてるか、そばにいる人が余裕でわかるぐらい。なので、外で使うのは不向きですね。電車はおろか、カフェでも厳しいかも。
パッドについて
耳の周りのパッドはごく普通。装着していて気持ちいいというわけではないのですが、本当に不快感がないので5時間でも6時間でも着けていられます。今は冬だから、耳が覆われていても気持ちいいのですが、これが夏になるとどう感じるかはまだわかりません。合皮じゃなくてファブリックなので、劣化してはがれてこないのは嬉しい。
頭の上のパッドもごく普通。痛くないので文句ないです。
エージング
エージングにはこれを使わせてもらいました。ループ再生にして空き時間にちょこちょこ、2〜3時間×3日くらいやったかな?
私の作業用プレイリスト
最後に、作業用BGMとしてブックマークしているyoutube動画をいくつか貼っておきます。勢いをつけたい作業時は好きな歌をかけることもありますが、原稿を書くときは歌があるとそっちに意識を持っていかれるので、歌のない環境音やインストをごくごく小さい音で流しています。
流しっぱなし
環境音とかそっち系。メロディがあるといつの間にかそれを覚えてしまうので、結局こういうのが一番飽きずに長く聞けると思う。雨、雷、焚き火、ペンが走る音、タイピング音etcが好きです。YouTubeで常時配信されてるLofi系も好きです。
こっちはメロディーあり。仕事中はインストジャズを聞くこともよくあります。Apple MusicのJazz Scene: UKやClub Jazzもよく聞いてます。
ボカロ好きの人はこれも!鼻歌歌いながらでもできる、くらいの作業におすすめです。part2、3もある。
ポモドーロ
やる気が出ないときはとりあえず1ポモドーロだけ!それが終わったら遊んでもいいから!と自分に言い聞かせてポモドーロをやり始めます。本当にやる気がないときは10分やって2分休憩とか、15分やって3分休憩とか、そんな感じ。牛歩でも前進することが大切です。
わりと集中できるときは、45分とか50分の長めのポモドーロをBGM代わりに流しているときもあります(実際に休憩するスパンは適当)。