退職まであと少しとなりました。
有休消化でまとまった休みをもらい、旅行三昧…はできるはずもなく、
企画を出し続けるよう命じられ、
それらの企画は新しく入った人に引き継ぎまくり。
なんとも中途半端な幕切れになりそうです。
まあ、人員が少ないときに無理やり辞めるのだから仕方ないのでしょうか。
(そうならないように、半年前に退職の意向は伝えたんだけどな)
それにしても、ここ1年は特に出版界で暗いニュースが続いている感じがします。
取次や書店がなくなったり、版元が買収されたり。
版元としては紙媒体の信頼性とか、「編集」されていることの価値とか、
印刷物の質感・所有感とか、まあ色々プライドがあるのでしょう。
でも、それに胡座をかいていたら後ろからブッスリ刺されて
はい終わり〜ってな感じなんだろうな。私が所属している会社も。
とはいえ、版元で本を作りたい、というのはここ20年くらいの私の目標でしたし、
マーケティングの視点、プロデュースの視点を持てたのは収穫でした。
これらはずっと編集プロダクションにいても身につかなかったかも。
ただ、実際にページを作る能力は、我が社だけでは育たなかったですね。
自社編集をやってる版元なら、いやでも身につくのでしょうけど。
それから、どんなタイトな綱渡りスケジュールでも折れない心は、
やはり編プロで雑誌、ムック、広告物などをやった経験のおかげだと強く感じました。
正直なところ、それらに比べ書籍の進行は
スケジュール的にはものすごく余裕でした。
今後のことは、これからゆっくり考えようと思います。
早起きも満員電車も東京の人混みも、もうすぐでお別れ!