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2018年の手帳はBizGRIDにしました。

2018年1月27日

昨年の9月から悩んでいた手帳選び、今年はA5サイズにしてみました。買ったのはこちら。永岡書店BizGRID、A5方眼バーチカルです。
永岡書店のBizGRID説明ページはこちら。

永岡書店さんといえば、実用書やナンプレで有名な出版社さんですね。出版社の作っている手帳ということもあり、書店に置かれているのをよく見かけました。

書籍っぽく、帯もかけられています。全ページ方眼というのが一番の売りなんですね。同じく永岡書店さんから発売されている「行動科学のメソッドでマネジメントする手帳」や「佐々木常夫手帳」も全ページ方眼のA5サイズでだいたい同じ感じなので、レイアウトデザインの違いや付録部分の好みで選べます。

レイアウトが良い

今年はいっぱい書きたいと思っていたのでA5サイズの手帳を買おうと思っていました。3ヶ月くらい迷いましたが、購入の決め手はレイアウト。

・バーティカル式

・できるだけシンプルで無駄のないレイアウト
・罫線の色が濃すぎない
・できるだけ長い時間の目盛がある(BizGRIDは7時から22時まで)
・各日にメモスペースがある

これらを条件に探していました。あと、サブ条件としては

・3000円以下
・紙が真っ白ではなく、クリームがかった色
・書きやすく裏写りしにくい紙
・パタンと開く製本

です。これは全部を満たしていなくても良いと思っていたのですが、結局のところBizGRIDは全て満たしてくれました。ハイタイドやラコニックなどの雑貨オシャレ系(と勝手に呼んでいる)も割と条件を満たしているものがあったのですが、なんとなくレイアウトがチマっとしていて、紙の質もBizGRIDの方が良さそうな感じでした。見た目は文句なしにオシャレなんですけどね。

また、佐々木かをりさんのアクションプランナーもとても魅力的だったのですが、毎日のメモスペースがないことと値段がネックでした。

レイアウトはこのような感じ。ザ!シンプルです。そういえばこの手帳は全ページ4mmの方眼になってまして、これがまた書きやすくて良いです。

メモスペースもたっぷり60ページ分取られています。もちろんここも全部方眼。アイデアとか図を書くときに方眼っていいですよね。私は取材用のノートも方眼です。

マンスリーとガントチャートは正直なところ持て余しています。ガントチャートなんて編集の仕事向きのフォーマットだと思うのですが、どうしてうまく使えないかというと、リスケジュールが多すぎるからですね。出版の仕事はカチッとしたスケジュールで進まないことばかりなので、ガントチャートを使ってもうまいこと仕事が組めないのです。

今はフリクションで修正しながら仕事量を把握するのに使っていますが、「はー、ここめっちゃ仕事重なってるなあ…」とため息をついたりする程度しか活用できていません。「来週は仕事が重なってるから、前もってこっちの原稿を片付けておこう」と作業を進められるときはそうしていますが、多くの人が関わっているのでうまくいかないのが現状です。

A5サイズに変えたわけ

社会人になってから今まで、ずっと手帳はトラベラーズノートかモレスキンラージでした。それ以上大きいサイズは買ったことがなかったのです。毎日会社に通勤していて常時手帳を持ち歩く生活だったので、A5サイズの手帳はちょっと重かったんです。

今は基本的に自宅で仕事をしているので、机の上に置きっぱなしです。取材や打ち合わせのときも直近1ヶ月分ぐらいの週間ページをiPhoneで撮影して行けばいいので、手帳本体は置いていきます。

予定と実際の行動の差を知る

で、手帳をどのように使っているかというと主に予定の管理とそのログを取っています。使い方としては佐々木かをりさんの考え方をかなり参考にさせてもらっています。

・時間を「見える化」する
・未来の自分を予約する

というやつですね。仕事で人に会う約束も一人でやる家事のTodoも、やることリストを作らずに何日の何時にやるか全部予定として書き込んで、時間を管理しようというやり方です。そうすることで自分にはどれだけの時間があるのかを可視化することができ、ただ漠然と「忙しい」状態から抜け出してより多くのことができるようになるということのようです。

詳しくは佐々木かをりさんがプロデュースする手帳、アクションプランナーの公式サイトに書かれています。
アクションプランナー

佐々木さんは時間管理に関する本も書かれています。

私はまずブルーブラックのペンでこれからやることを書き込み、その横にボルドーブラックのペンで実際にはどういう時間配分で何をしたかを書いています。これをやってみると、まあよく休憩しているということがわかりますね。今日は7時間仕事したーと思っていても、休憩時間を抜くと実質5時間くらいしかしていない、ということがよくあります。休憩は大事なのですが、「私は今日7時間仕事をした」という意識と、実際の行動にかなり乖離があることがわかったのは収穫です。

あとは、仕事の所要時間をメモしておくことでどんどん予定が立てやすくなっていますね。「このボリュームなら1時間で書けるかな」とか、「この修正は30分で終わるな」といった見積もりが正確になりつつあります。

また、バーティカル形式の手帳は仕事時間や休憩時間をあらかじめ書き込んでおくことで、それ以外にどのくらい時間的余裕があるかはっきり分かるのが良いところです。

紙質と使用しているペン

ところで私は手帳を選ぶときに紙質をとても重視しています。トラベラーズノートのMD用紙もスルスルかけて裏写りもなく、すごく好きでした。そして、BizGRIDもとても書きやすいと感じています。パタンと開く製本もいいですね。コデックス製本というそうです。

ペンは基本的にユニボール シグノ 極細 0.38mmのキャップ式を使っています。おそらくもう10〜15年以上リピートして使い続けていると思います。ゲルインクボールペンはSARASAとかJuiceとか色々ありますが、このシグノのキャップ式が一番好きなんですよね…。スルスルかけて、色が綺麗なんです。一番使っているのは、

・ブルーブラック
・ブラウンブラック
・グリーンブラック
・ボルドーブラック

の4色。手帳にはブルーブラックとボルドーブラックを使っています。今公式ページを確認したのですが、ベージュ、ダークグレー、グレーなんかもあるんですね。気になる…。ボルドーブラックは店頭であまり見かけないので、ネットで買うことが多いです。ペン先に当たり外れがあるので複数買いしています。

あとは、仮のスケジュールを書くときはフリクションで書いています。確定した段階で消して、シグノで書き直します。

一時全ての予定をフリクションで書いていたことがあるのですが、これだとサボりのハードルが低くなるということに気がつきました。消せる、変更できるというのは自分の行動もゆるくしてしまうのかもしれません。修正テープを使わないと消せないシグノで書くことによって、「この時間内に原稿を書き終えるぞ!」「絶対今日中に郵便局に行くぞ!」みたいな気持ちが強化されるような気がしています。

カバー問題

いいところ満載のBizGRIDですが、正直なところカバーは微妙です。もちろん1500円でこの充実度ですから文句は言えませんが、合皮なのでやはりかっこよくはありません。家に置きっぱなしなのであれば重さも関係ないので、本皮のカバーに替えるのがいいかなあなんて考えています。

とりあえず買うならこれかな。シンプル。

 

あとは、どうせ持ち歩かないならこのくらいボリュームあるのでもいいかな。

ISBNのある手帳。

これは書籍なんだね、と思わされる奥付。好きです。 こういうの、文具メーカーの出す手帳にはないですもんね。Cコードは0000なんですね。

ちなみにですが、カバーに付属のペン差しに、ジェットストリーム 多機能ペン 4&1 MSXE5-1000は入りません。Signo単色0.38mmは入ります。使ってないけど。

追記:
2019年もBizGRIDにしました。記事は以下。
2019年の手帳もBizGRIDにしたよ。

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